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左京民商の広報紙「のれん」から

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2008年07月14日号 No.1663

「後期高齢者医療制度は廃止しかない」
−この怒りが、急速に広がっています。

後期高齢者医療制度廃止!京都連絡会からの声明(抜粋)

新聞各社の世論調査では7〜8割近い人が、後期高齢者医療制度を「評価しない」としています。週刊誌は、サンデー毎日、週刊朝日、週刊文春、週刊ポストなどが毎週のように「廃止」での特集を組んでいます。

日本医師会の態度はいまだあいまいですが、すでに30を超える都府県の医師会が、「反対」や「慎重」を表明しています。茨城県医師会は、「みなさんこんな高齢者いじめの制度を許せますか」と署名運動をすすめました。こうした状況をつくり出したのは、高齢者の「虎の尾を踏んだ」怒りであり、75歳という暦年齢で、かってに「後期(後ろの期)」と名づけられ、今まで入っていた国保や健保から追い出され、保険料は「年金天引き」され、保険料を払えない高齢者からは保険証を取り上げる、健康診断でも、外来医療でも、入院や「終末期」に至るまで、あらゆる段階で、安上がりの差別医療を押し付けられる、という制度設計そのものに向けられた批判です。保険料や天引きへの「不安」「怒り」も渦巻いているが、自尊心を傷つけられたこと、人権を踏みにじられたことが、怒りを深く大きなものにしています。

意見書の採択をすすめた地方議会は、府内では26自治体中18を数え、今年に入ってからも向日市や木津川市で廃止を求める決議があがっています。(全国で589議会、6月23日現在)

学習交流会のお知らせ
日時:7月17日(木)午後6時半〜
会場:ラボール京都 第9会議室
内容:意見交換、学習

保険料の納入通知書は7月14日より順に発送されます。

勝ち残る店シリーズ −小規模飲食店―

1.飲食業界の動向

はじめに飲食業界全体の動向を見ていく。飲食業界の市場規模は、多くの産業と同じくバブル期をピークに縮小し続けている。直近では下げ止まり感はあるものの、ピーク時と比べて市場規模は約4兆5000億円縮小している。

近年の食事に関する事情を見ると、単身世帯の増加や女性就業率の向上などにより、家庭で食事を作る機会は次第に減ってきている。このため、もう少し飲食業界も復活の兆しが見えてきてもいいのだが、新しいライバルとしてコンビニエンスストアを中心とする小売業による弁当・惣菜の販売が大きな脅威となっている。

2.小規模飲食店の改善ポイント

・優先順位の一番高いのは?

飲食店の改善切り口としては、Q・S・Cが一般的である。Qはクオリティーの略であり商品のことを指す。Sは接客サービス、Cはクレンリネス(店を清潔にする)ことを意味する。

多くの店のQ・S・Cをチェックする中で、繁盛している店が共通して必ず持っているのがQの商品力であるという結果が出ている。もちろんすべてを兼ね備えている店がさらに優れているのはいうまでもない。しかし、サービスがどんなに良くても、すばらしく椅麗にしている店でも肝心の商品が今ひとつだと繁盛店というほどにはなっていない。

・商品開発のスタンス

基本的なスタンスは調査・研究である。一番参考になるのはやはり繁盛店に行って食べてくることだ。流行りのラーメン店を作った人の話を聞いても、「その味に行き着くまでに何百杯ものラーメンを食べてきた一なんて話はザラである。

ここで注意することは、これだという商品を決めたら、自分なりにこれ以上ないというレベルまで考え、作り上げてから取り入れることである。数ではなくて質である。何でもかんでも思いつくままに取り入れていっても良い結果は生まない。しかし、料理の味がソコソコであれば、ボリュームと低価格で繁盛している食堂なんていうのも実は存在している。ただし、低価格でのバリュー追求は、流行っていて料理の出個数が多いからこそ成り立つことなので、あくまでも当初は美味しくて付加価値のある商品を目指すのが王道である。

・サービスとクレンリネスの改善

改善方法のひとつとして、サービスオペレーションを分解して考えることをお勧めする。顧客の来店からお帰りまでをひとくくりに考えるのではなく、「お迎えの仕方」「おしぼりやお冷の出し方」「料理の出し方」「会計時の注意」など一つ一つの項目に分けて考え、できることから始めるのである。すると、結構改善が前に進んでいくものである。

クレンリネスについては、店のコンセプトや雰囲気づくりも考え合わせた上で、「外から見た店の前の外観」「入口付近」「店内照明」「テーブルやイス」などできるだけ細かく個別にチェックして、一番効果の上がりそうなところから手をつけていくことがポイントである。

食品関連の技術も常に進歩している。今や冷凍食晶やレトルト食晶と侮るなかれ。コシのしっかりしたうどんや、美味しいカレーが手軽に食べられる時代である。そんな中で、わざわざ足を運んで食べに来てくれた方にどのような空間を提供できるかも価値のうちである。くれぐれもビールの空ケースや汚れた雑巾が客席から丸見えなどということがないように。

(たかたやすひろ 中小企業診断士)

無料法律相談日のお知らせ

とき:8月5日(火)午後1時〜3時
会場:左京民商会議室

小豆島そうめん(索麺)

1.8キロ 2,000円
民商の運動資金になります。
ぜひご協力下さい。

お店紹介 −『九坐笑門』(くざえもん)

井口 義樹 さん(洛北支部)
京都市上京区河原町今出川上ル青龍町250 B・D・Bビル1F
TEL 075−212−9363
出町柳駅から徒歩2分
定休日 不定休
総席数 45席

『九坐笑門』(くざえもん)のサイト(京都グルメマップから)

メモ

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