[お知らせのホーム]>[No.2472 2025年4月21日号]
京都市国保料 大幅引き上げ!京都市が今年度の国保料の引き上げを決定しました。4月上旬にホームページにて内容が掲載されています。引き上げ幅と金額は右の表のとおりです。以下、京都市の説明(抜粋)です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1人当たりの医療費が増加傾向にある中、保険料を抑制してきたことで、収支不足が拡大しています。令和7年度は収支不足が85億円となる見込みで、今後も保険料を据え置くためには、5年間で400億円以上の財源が必要となります。 そのため、将来にわたって安定的な制度運営を行えるように、国保制度本来の相互扶助の考え方に基づき、医療費水準に応じた保険料設定を目指していきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この説明で問題だと考えているのが下線部分です。 以前にもここで記載しましたが、国保制度は相互扶助(加入者で負担を分かち合う)で良いのでしょうか。京都市長も市議会での答弁で同様の発言をしました。社会保険や組合国保など現役世代が加入者のメインとなっている保険組合とは違い、国保は保険料負担力の比較的低い高齢者世帯や失業中の世帯なども入る制度で国民皆保険制度の最後の砦(とりで)とされています。それ相当の公的支出が必要です。 京都市が試算している国保料負担増額は全体で32億円です。単純計算で1世帯あたり年間16,800円の負担増となります。10%を超える増加幅という報道もあります。物価高騰で商売や暮らしが大変な中での負担増について抗議の声を上げていきましょう。 国保料の通知書は、例年6月中旬頃に送付されます。左京民商ではその頃に減額申請相談会をおこないます。ご質問やご相談を随時受け付けています。 40歳以上65歳未満 平等割 29,060円 +1,610円 平等割…1世帯ごとの保険料 「令和6年所得申告書(国民健康保険用)の提出のお願い」という書類が届いています4月上旬に上記の表題の書類が対象世帯に届いています。対象世帯は京都市が収入状況を把握できていない方のおられる世帯です。今年度の国民健康保険料の算定ができないためです。申告書には昨年の収入の有無や収入が有る場合には金額などを記入するようになっています。 この用紙が提出されないと、法定減額(所得が低い場合に自動的に均等割と平等割が減額される)が適用されませんのでお気を付けください。 政府・財界の4兆円医療費削減の狙いとは?〜2025年を社会保障の反転攻勢の年に〜 日時:6月14日(土)午後1時30分〜3時 政府・自民公明政権は維新の会などと「4兆円医療費削減」に合意しました。年間約40兆円の医療費の10%が削減されると、これまでの必要な医療が受けられなくなります。とても恐ろしい内容です。政府・財界の狙いは何か?詳しくお話していただきます。 左京革新懇主催 食と農を考える連続講座 第1回食べものから学ぶ資本主義経済
|