左京民商のインターネット・ホームページ活用のための初歩講座
インターネットを商売に活かすためのインターネット活用講座
第2回 2005年5月17日(火)午後7時〜9時
第2回 「検索エンジン」を使いこなして情報をつかむ
一般的な情報の探し方が変化
欲しい情報(ホームページ)はまず、検索サイトから探すのが一般的に
- 欲しい情報(ホームページ)はまず、検索サイトから探すのが一般的に
- インターネットを利用する人が増えたこと、ホームページの数が膨大になったことで、たんなるリンク集などで追いついていけなくなった。
- 「検索サイト」の成功例としてYahoo
検索(他のホームページの紹介)がビジネスにつながるという革命
- 検索で上位になる(インターネット上での評価が高い)とアクセス数が増える。→来店者の増加
- 検索サイトで上位にランクされるためにどうするか
ホームページの作り方、言葉の選び方などが変わってきている。
検索サイトを使いこなそう
インターネットで情報探しに役立つのは「検索サイト」と言われるウェブサイトです。国内や海外を問わず、インターネット上には数多くの検索サイトが存在します。ところが、検索しても目的のページが見つからなかったり、とんでもなく大量の検索結果が表示されて有用なページが見つけられない、という経験をした人は少なくないでしょう。
「検索サイト」の特徴を知り使いこなしてゆくと、驚くほど効率よく知りたい情報を探し出すことが可能になります。どうやったらこうした「検索サイト」を活用できるのか、そのため基本と応用力を身につけて、検索の達人に近づきましょう。
検索サイト(エンジン)の特徴と違い
まず「検索サイトにはどういった種類があるのか」と「どのような仕組みで検索するのか」について、その基本を考えてみましょう。
検索サイトはそれぞれに特徴があり、得意なこと、不得意なことがあります。そのため使い方や使う目的によって検索サイトを使い分けるのが達人への道です。
このタイプの代表は「Yahoo! japan(ヤフー)」です。
ディレクトリ型の検索サイトは,ウェブサイトをカテゴリーやジャンルごとに分類して登録しています。ジャンル別に作成された強大なリンク集といってもよいでしょう。ジャンルの階層をたどっていくことで目的のサイトを探し出すことができます。
《特徴》
- 登録式で、専門スタッフなどの人がカテゴリーごとに仕分け
- 登録されたウェブサイトは、サイト名と簡単な内容紹介のコメントが付く
- ウェブサイトの特徴やポイントを把握しやすい。
- サイト名やコメントを対象に「キーワード検索」ができる。
●ロボット型(全文検索型) Google
このタイプの代表は「Google」です。
このタイプの検索サイトは、「ロボット」と呼ばれるプログラムによって自動的にウェブサイトからデータを収集しています。検索の対象となるのはそれぞれのウェブページに書かれている言葉(単語)すべてです。
《特徴》
- ウェブページの「全文検索」ができる。
- 収録しているウェブページのデータ量が多い。
- 特殊な専門用語や数個のキーワードで構成されたフレーズ検索ができる。
検索サイトを賢く使い分け
ディレクトリー型の検索サイトは「ウェブサイト単位」でデータが登録されており、ロボット型の検索サイトは「ウェブページ単位」でデータが登録されている点が最も際だった違いです。
つまり、ある事柄(例えば「左京」「商売」)についてどんなウェブサイトがあるのか、ざっと見ておきたい、といった場合はディレクトリー型(例えば、Yahoo!)を利用するのが早道です。逆に、サイトの種類にこだわらずに特定の情報を調べたいときにはロボット型(例えば、Google)を使うのがよいでしょう。
●「Yahoo!」は「ディレクトリ型」+「全文検索」
2004年6月、Yahoo!はそれまでの「Google」と提携を解消し、独自の「全文検索エンジン」に切り換えました。それまで、Yahoo!の「全文検索」システムは「Google」を利用する仕組みになっていました。つまり、「Yahoo!」のデータで検索されないものは自動的に「Google」のデータを検索してその結果を表示していた訳です。
「Yahoo!」を使っているときに出てくる「Web Page matches」とか「ページとの一致」と表示されるのが現在の検索エンジン「Inktimi」のデータです。
実際に検索してみよう
どんな検索サイト(エンジン)があるのか、主なものをリストします。
日頃、どんな検索エンジン(サイト)を使っていますか?
主な検索サイト(検索エンジン)
- Yahoo(http://www.yahoo.co.jp/) ページ(Inktomi)、カテゴリ、画像、ニュース、辞書
- Google(http://www.google.co.jp/) ページ、画像、ニュース、ディレクトリ
- Goo(http://www.goo.ne.jp/) ページ(Google)、画像、カテゴリ、タウンページ、辞書
- Infoseek(http://www.infoseek.co.jp/) ページ(Google)、辞書、ショッピング
- MSN(http://search.msn.co.jp/) ページ(Inktimi)、カテゴリ
- Excite(http://www.excite.co.jp/) ページ(Guoogle)、カテゴリ、画像、ニュース、翻訳、辞書
- FreashEYE(http://www.fresheye.com/) ページ(Inktomi)、カテゴリ、翻訳
- Ask.jp(http://ask.jp/) ページ、画像、辞書
それぞれえを見て、どんな特徴や違いがあるのか、見てみよう
キーワード検索してみよう
「左京 商売」をキーワードに、どんな結果が出るか、試してみて下さい。
検索サイトによって、検索結果が違うはずです。
YahooとGoogleの使いこなし
検索エンジンの特徴と違い
・同じ言葉で検索しても結果が違う。
・検索エンジンのキーワードの扱いと登録されているサイト(ホームページ)の関連づけ、評価が違う。
キーワードの選び方
- 具体的な言葉を(固有名詞や、具体的な言葉を)
- 検索結果から、具体的に絞り込む
- 複数のキーワードを使って絞り込む
- 続く言葉を連想して
言葉の意味や定義を知りたいときは、例えば「知りたい言葉+「とは」で探す、など
検索結果を読み込もう
- 検索結果は情報の宝庫
- 「説明文」から絞り込みのキーワードをひろう
- キャッシュ、関連サイトから検索をうまく使おう
検索式をうまく使おう
○Yahooの検索式の使い方(ここを)
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/ysearch/ysearch-15.html
(検索式は、頭に「=」をつけて)
○Googleの使い方(ここを)
http://www.google.co.jp/intl/ja/help.html
○例:「京都」で調べると「東京都」の情報が出てくることが多い。その場合は、「東京都」を除く
Google:「−東京都」(半角のマイナス)を加えて検索すると、「東京都」を除くの意味
Yahoo:「#東京都」(半角のシャープ)でそのこと言葉を除くの意味
【実例から学ぶ】:万年筆の生活舎
万年筆とボールペンの専門サイト
http://www.a-pen.com/
万年筆専門のオンラインショップ! オンリーワンという選択が成功のひけつ
普通の会社員から独立してネット通販へ −オンリーワンをねらう
- 1997年9月に、万年筆・ボールペン専門の通販ショップをスタート。
- 将来は独立して商売をと考えていたが、「きっかけ」と「商材」が見つからない。
- インターネットの広がりを実感した。→やるなら「インターネット」。
- 現在、年商4000万円程度。
- 修理サービス、ネームのサービス、クレジットカード(支払いのしやすさ)など、お客様の希望を優先
- 万年筆の専門店は今でも少ない。(先にやったものの価値と「勝ち」)
どうやって訪問者を増やしたか −金をかけずに宣伝する方法
- 開店当初の3ヶ月で売上げは10万円のみ。
- メールマガジン、ホームページの改良、検索サイトへの登録、相互リンク、マスコミ(当時、SOHOや脱サラがブーム、もちろんインターネットも)などにもプレスリリースを書いて手当たり次第に送るなどを実行。
(お金がないので、広告は出さない。電子メールで送るならタダ)。
- 万年筆専門店として、「万年筆のこだわり」記事をアピール。
- 男性誌、ビジネス誌などで取り上げてもらい、日経新聞などでも度々登場。
- 初年度で、平均月商が200万円、その後は順調に伸びて、月商300万円程度に。
- ただし、社員を雇ってまで拡大しようとは思わない。→原則、店主(溝上さん)でできる範囲に。
なぜ、万年筆か
- 文房具、万年筆は特別な興味や関心があった訳ではない。
- すこし「手づくり」には関心あり。
- インターネット検索をつかって、徹底して探す。
- インターネットにお店のないものを徹底して探す
【条件】
商品が小さいもの→在庫の置き場と管理がし易い
比較的商品単価が高いもの
競合するショップが少ない(できれば、ほとんどないもの)
こだわり、蘊蓄(うんちく)などに関わるもの→固定的な愛好者がいる可能性
で、行き着いたのが「万年筆」。
- 比較的所得の高い層に「万年筆」へのこだわりが高いのではないか
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